こんにちは、50代おじさんのたつみくんです。美ら島エアフェスタ2025、無事に楽しんでくることができました。
朝は小雨と強風、しかし…
正直なところ、朝起きて窓の外を見たときは諦めかけました。小雨が降り、強風が吹いている。これは厳しいかもしれない。ブルーインパルスの展示飛行は中止だろうか、そんな不安が頭をよぎります。
ところが、基地に到着してしばらくすると、天候はどんどん良くなっていくではありませんか。普段の行いがいいから、なんて冗談めかして言いたくなるような展開。雲が切れ、青空が広がり始めました。航空祭ファンの願いが通じたのでしょうか。
那覇ならではの事情、20分間の凝縮された展示

ブルーインパルスの展示飛行、無事に実施されました。ただし、那覇基地ならではの事情がありました。
那覇基地は那覇空港と併設されているため、展示飛行中は民間機の発着を一時停止しなければならないのです。そのためか、今回の展示時間は約20分。入間基地や築城基地では45分程度ですから、いつもの半分ほどの時間です。
短い時間ながらも、ブルーインパルスは沖縄の空に美しいスモークを描いてくれました。凝縮された演目は、それはそれで見応えがありましたね。
展示飛行が終わった頃には、7機ほどの民間機が離陸待ちの状態に。民間機をご利用の皆さん、今回ばかりはお許しください。航空自衛隊の勇姿を見るための、やむを得ない措置でしたので。
政府専用機も登場、千歳から那覇へ日本縦断

地上展示も充実していました。ブルーインパルス、F-15戦闘機、T-4練習機、P-3C哨戒機などと並んで、目を引いたのは政府専用機(B777)です。
実は前日、瀬長島ウミカジテラスで飛行機を眺めていたら、政府専用機が着陸してくるのを目撃しました。今日の展示のために、千歳基地から那覇基地まで、わざわざ日本を縦断してきたのです。普段は要人輸送に使われる機体を、こうして間近で見られるのは貴重な機会でした。
デモスクランブル、実戦さながらの迫力
もう一つ、印象に残ったのはF-15のデモスクランブル。緊急発進を模した展示ですが、これが実戦さながらの迫力でした。
爆音を轟かせながら急上昇するF-15。南西の空を守る第9航空団の実力を垣間見た気がします。地上で見ていても、その音圧で体が震えるような感覚。これが本物の戦闘機の力なのだと、改めて実感しました。
今年3度目の航空祭、充実の一日
朝の天候不良から一転、素晴らしい航空祭になりました。今年3度目、そして初めての美ら島エアフェスタ。沖縄ならではの雰囲気、那覇基地ならではの制約、そして南西の守りを担う部隊の姿。本州での航空祭とはまた違った魅力を感じることができました。
また来年も、どこかの航空祭で青空を見上げたいと思います。
