皆さん、こんにちは!50代おじさんの「たつみくん」です。
2年半程前から、妻と2人のお弁当を毎日作るようになりました。お互い仕事をしているので、お昼は職場でお弁当を食べることが多いんです。妻が「せっかくなら曲げわっぱを使ってみたい」と言い出して、確かにプラスチックとは違って、ご飯が美味しそうに見えますよね。でも、「お手入れが大変そう」と躊躇していませんか?実は私も最初はそう思っていたんです。
今回は曲げわっぱのお手入れ方法と、外出先ですぐに洗えない時の工夫について、実体験を交えてお話しします。
曲げわっぱの魅力とお手入れの基本
曲げわっぱは、秋田杉などの天然木で作られたお弁当箱で、木の香りや調湿効果によってご飯が冷めても美味しくいただけるのが大きな魅力です。ただしプラスチック製のお弁当箱とは違い、少し丁寧なお手入れが必要になります。正しく扱えば何十年も使えるともいわれるので、日々のお手入れ方法を知っておくと安心です。
まず基本は「使ったらすぐ洗う」こと。ご飯のデンプンやおかずの油が木に染み込むと、シミやにおいの原因になります。我が家では帰宅がバラバラなので、帰宅後は各自、空のお弁当箱を持って、キッチンに向かい、まずは洗うのが習慣になりました。
正しい洗い方とお手入れのコツ
「ぬるま湯で手洗い」が基本で、柔らかいスポンジを使い、研磨剤や金属たわしは避けましょう。中性洗剤は少量なら問題ありませんが、漂白剤や食洗機は木を傷めるので厳禁です。
洗った後は柔らかい布で水気を拭き取り、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させます。直射日光や乾燥機は反りや割れを招くので注意が必要です。我が家では洗い物の横に専用の乾燥スペースを作って、妻の分と私の分、2つ並べて乾燥させています。
外出先で洗えない時の対処法
では、外出先などですぐ洗えない時はどうするか。私たちの職場では昼食後にすぐ洗えないので、これがとても重要でした。ポイントは「残さない・拭く・蒸らさない」の3つです。
食べ終わったらまずお弁当の残りをできるだけ取り除き、ティッシュやキッチンペーパーで軽く拭き取ります。可能なら水分だけのウェットティッシュで軽く拭くのも効果的です。ただしアルコール入りは木を傷めるので避けましょう。
さらに重要なのが、フタは完全に閉じず、少し隙間を開けておくこと。これで蒸れ防止になります。妻からは「電車で匂いが気になるなら、ビニール袋に入れて隙間を開けたまま持ち帰って」と言われています。帰宅後はぬるま湯でしっかり洗い、十分に乾燥させることを忘れずに。
においやシミを防ぐ予防策
においやシミを防ぐ工夫として、ご飯を詰める前に内側を軽く水で湿らせてから拭く方法があります。これにより木の表面に薄い水の膜ができ、汚れやにおいが染み込みにくくなります。妻がこの方法を教えてくれたのですが、確実に効果があります。
さらに、梅干しや酢飯など抗菌作用のある食材を取り入れるのもおすすめです。特に夏場は傷みにくくなるので重宝しています。毎朝お弁当を作る時も、妻と相談しながら「今日は梅干し入れる?」なんて会話も弾みます。
長期使用のメンテナンス方法
長く使っているうちに木が乾燥してツヤがなくなってきたら、ごく薄く食用の植物油(えごま油など)を布で塗り込むと、木がしっとりして長持ちします。ただし塗りすぎるとベタつくので、ほんの少量で十分です。
我が家の曲げわっぱも2年以上使って少し乾燥が気になってきたので、えごま油を薄く塗ってみました。見事に艶が戻り、まるで新品のような輝きになりました。妻も「やっぱりお手入れすると違うわね」と満足そうでした。
曲げわっぱは手間がかかると思われがちですが、基本は「早めに洗って、よく乾かす」こと。このシンプルな習慣を守るだけで、美しい状態を長く保ち、美味しいお弁当時間を楽しめます。
僕も最初は「面倒くさそう」と言っていましたが、今では「ご飯が本当に美味しい」と喜んでいます。夫婦2人でお弁当ライフを楽しむなら、ぜひ曲げわっぱを試してみてくださいね!