今日の出社のお供は、将棋中継のリアルタイム速報でした。なんちゃって^_^
第75期王将戦七番勝負・第7局(最終局)。会場は大阪府高槻市に新しく生まれ変わった「関西将棋会館」。藤井聡太王将に永瀬拓矢九段が挑む、シリーズ最終決戦の1日目が終了しました。
現時点でわかっている正確な情報をまとめます。
対局の基本情報
会場は高槻の関西将棋会館。振り駒の結果、藤井王将が先手番を獲得しました。戦型は角換わり腰掛け銀——本シリーズで幾度も激突した、両者にとって「十八番」の戦いです。
ただし、1日目の午後から永瀬九段が前例を離れる未知の構想を繰り出し、局面は一気に重厚な中盤戦へ突入。互いに手の内を知り尽くしているからこそ、「相手の読んでいない手」を探す頭脳戦がより深く、より激しくなります。
1日目の形勢と持ち時間
1日目終了時点の形勢は完全互角(評価値50:50)。AIも「どちらが優勢」と判断できない、1ミリの隙も見えない局面です。
一方、持ち時間には大きな差がつきました。
- 藤井王将:残り約4時間50分
- 永瀬九段:残り約2時間20分
この差を生んだのが、永瀬九段の174分(約2時間54分)という歴史的な大長考です。タイトル戦の歴史に残るような超長考の末、永瀬九段は封じ手へと向かいました。
「封じ手」とは何か——今夜、謎の一手が金庫で眠っている
将棋のタイトル戦は2日間で行われます。1日目の午後6時になると、そのとき手番の棋士が「次に指す手を紙に書いて封印する」——これが封じ手です。
もし封じずに普通に指して終えてしまうと、次に指す番の棋士だけが一晩中じっくり考え続けられて不公平になります。封じ手にすることで、「相手が何を指してくるかわからない」状態が両者に等しく保たれます。
手順は厳格です。手番の棋士(今回は永瀬九段)が専用の封じ手用紙に赤ペンで次の一手を記入し、封筒に入れて封をする。相手(藤井王将)と立会人がそれぞれ封筒の合わせ目に署名して不正を防ぐ。封筒は2通作られ、翌朝まで厳重に保管されます。
そして翌朝——3月26日午前9時——立会人がハサミで封筒を切り、「封じ手は、△〇〇です」と読み上げる。永瀬九段が盤上にその手を指して、決戦が再開される。
明日の焦点——永世王将か、王将位奪取か
この最終局には、両者にとって特別な意味があります。
藤井王将が勝てば——王将位5連覇を達成し、「永世王将」の資格取得まであと5期。藤井王将の永世王将への挑戦は続く!!
永瀬九段が勝てば——悲願の王将位奪取。持ち時間の少なさを、長考で磨き抜いた構想力で埋め切れるか。
封じ手が明かされる朝9時から再開し、夕方から夜にかけて対局は続く。——この最終決戦の決着を、たつみくんも固唾を飲んで見守るつもりです。
