王将戦第7局、いよいよ明日!振り駒で運命が決まる【たつみくんの将棋観戦記】

今日のブログは、お弁当に続いて将棋の話です。明日は大事な一局なんで、少しお付き合いください。

前日検分:新・関西将棋会館へ

本日3月24日、藤井聡太王将と挑戦者・永瀬拓矢九段が、大阪府高槻市の関西将棋会館を訪れ、前日検分を行いました。駒の感触、室温、照明の具合……そういった細かな部分を両者が丁寧に確認する、あの儀式です。

関西将棋会館は2024年に移転開館したばかりの新しい施設。ピカピカの対局場で、第75期王将戦の最終決戦が行われるというのは、それだけでもドラマチックだなと感じます。今回は前夜祭も行われないそうで、両対局者はそれぞれ静かに明日の開幕に備えているとのこと。永瀬九段はどんな表情で今夜を過ごしているんでしょう。藤井王将は……たぶんいつも通りなんでしょうね、あの方は。

1勝3敗からの大逆転劇?

このシリーズは本当に激しかったです。藤井王将は1勝3敗と追い詰められていました。「さすがにここからは難しいか」と思ったファンも少なくなかったはずです。かくいう私もその一人でした。

ところが藤井王将はそこから2連勝で3勝3敗の五分にしまうのですから、やはりただ者ではありません。泣いても笑っても明日の第7局で決着がつきます。

藤井王将が勝てば王将5連覇、そして「永世王将」資格獲得(通算10期)に向けてまた一歩前進。永瀬九段が勝てば、藤井聡太からタイトルを奪取する快挙となります。どちらに転んでも歴史的な一局です。ファンとしては、とにかく最後まで熱い将棋を見せてほしいという気持ちが強いですね。このシリーズ、ずっとそういう将棋だったので。

振り駒って何?知らない方のためにざっくり解説

明日の朝9時、対局開始前にまず行われるのが「振り駒」です。七番勝負では第1局と最終局(奇数局になった場合)だけ振り駒で先後を決めます。つまり明日がまさにそれ。

やり方はシンプルで、記録係が上位者(今回は藤井王将)の歩を5枚つかんでパラパラと投げます。表の「歩」が多ければ上位者が先手、裏の「と」が多ければ後手になります。ただそれだけの話なんですけど、これが妙に緊張感があるんですよね。

ちなみに稀に駒が重なったり、立ってしまったりすることがあります。そういった場合はその1枚を除外して判定するか、あまりに不安定な場合は振り直しになります。振り直しというのも、なかなか見られない光景ですけどね。

プロ将棋では先手の勝率がわずかに高い傾向にあるので、振り駒の結果はファンにとっても気になるポイントです。藤井王将が先手を引けば……なんて考えてしまうのは、まあ欲目というものでしょうか。

前日の夜に思うこと

明日から第7局が始まるというのに、今日は不思議と落ち着いています。あの1勝3敗からの巻き返しを見届けてきたせいか、「藤井王将ならなんとかしてくれるだろう」という妙な安心感があるのかもしれないですね。ファン心理とは都合のいいものです。

明日・明後日は出勤なので、リアルタイムで棋譜を追うのはなかなか難しそうですが、帰宅後にしっかり確認するつもりです。さあ、運命の一局。どうか熱い将棋を見せてください——。

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